5月4日平村ガイド「GWのメンテナンス作業」
GWは初日は七色、以降はバスのガイドは荒天中止、ビワマスガイド、メンテナンス作業、最終日は再びダム湖とバラバラな動き。
年間のメンテナンス作業は1月~2月に作業をして、GW頃の好天を利用して再び作業。
このあと、梅雨になると作業はやりづらいですし、夏場は暑くて早朝しか作業が出来ません。そのため、GW期間に毎年メンテナンス作業を行います。
ボートのメンテナンス作業は、
1,エンジン系
2,船体系
3,エレキ系
4,魚探などの電気系
5,トレーラー系
だいたいこの5パターン。
今回はまずは3のエレキ系から。
エレキではウルトレックスのステアリングモジュールのベアリング交換から。
このパーツは雨が走行中に入ってしまうので錆びやすく、このベアリングが錆びるとステアリングモジュールのギアやモーターが破損。さらに破損したモジュールが電気信号を間違えて送り、基盤破損となると一気にウン十万円の修理代となります。

予備で持っていたステアリングモジュールにベアリングを入れて戻したものの、ステアリングモジュールのモータ内のギアが破損。やはり摩耗度が大きすぎた様子。

このステアリングモジュールはパーツの販売がなく、全体のアッセン交換なのでパーツ代は8万円ほど。
ウルトレックス関係のパーツでも高価な場所なので、要注意です。
さらに、ステアリングケーブルも錆びが回り動きが悪くなっていたので交換です。
今やウルトレックスは50万円~80万円の高額なので、とにかくパーツ交換をして修理して使っています。
さて、エンジンの方は走行中に1発爆発していないような症状が時折見られたので、プラグ交換。

スズキのDFのプラグは800円程度なので6発でも5000円以内。
マーキュリーとか1発4500円とかするので、6発交換となると・・・。
エンジンのパーツ代というのも意外と馬鹿にならないので、ちゃんとメンテナンスコストというのも計算しておくのが大切です。
あとは船体系。

冬季にはしたいくない作業の一つがこのガンネルの増し締め。
ガンネルレールがゴム製なので冬季は硬くなるので、暖かいシーズンに締めておきたい。
春はGW頃、秋はシルバーウィーク頃の年2回の点検となります。
あとは、パワーステアリングからの油漏れ。
こちらは、油圧シリンダーのOリングが緩み破損していたので交換です。
もう一つはトレーラー系。
バンクの下の取付ボルトが1か所外れていたので、取り付けて他のボルトも増し締め。
トレーラーも船体もとにかくネジは緩みます。
とにかく、バスボートを維持するというのは延々と修理を繰り返すもの。終わりがない世界ですね!
カテゴリー: バスボート