最近、我が家のストーブのスイッチを押す機会がめっきり少なくなりました。それでも、ガイドに出る前だけは少しつけて、残った灯油を消費しようとしています。湖上ではまだまだ防寒着は必要なのですが、陸上や車内の暑さからは想像もされないようで、晴れているのにボート上でレインウェアーを着ている方をよく見かけます。ＧＷ前までは防寒着は手放せないでしょうし、ＧＷ後の雨の日なんかもまだ防寒着が必要だったりします。

　湖上の方ですが、週末になって異常にボート数が増えたのですが、やはり危険極まりない。バスボートでもアルミボートでも船団の中を全開で走りぬける輩もいて、湖上は衝突リスクが異常に高まっていました。別に釣れる、釣れないという次元の距離なら問題は少ないのですが、もうそのレベルを超えている訳で、いつ大事故が発生してもおかしくない。本日も午前中は危険を感じたので、ゲストさんには申し訳なかったのですが、８時に出て、１０時にランチタイム、午後も出来るだけ危険の少ないエリアを優先してボートを浮かべていました。午後になってボートが少なくなって安全を確保してから本格的にガイドを再開して、なんとか５０アップを含めて釣ってもらえたのですが、今年の春はこのまま異常事態が続くかもしれません。本当に事故が起こらないことを心から祈ります。

　特に危ないのがアルミボートの二人乗り、完全に操船者が同船者に隠れて見えていないので要注意。過去に何度か事故が起こるのを見ているだけにアルミの二人乗りがこっちに近づいてきたら警戒しています。多分、「あっちが避けるだろう」という意識が大半なのでしょうが、そういう人達が多くなれば、そのうちドカンといくかもしれません。まぁ、プライベートの方なら不幸な事故で済むでしょうが、私たちのように業務で湖上にいる身で事故となると、即、生活の危機となるわけで、ゲストさんの安全には細心の注意を払っています。そのことは釣果なんかよりも遥かに上回っています。「事故＝廃業」ですから。

　さて、先ほどまでガイドの予約受付にかかりつけだったのですが、完全に忘れていました１８日の０時のことを。ウトウトと横になっていたら、連続でメール着信があって、「ウィルスメール連打か」とボケーとメール確認して事態を把握しました。ご予約について、若干早めに送信していただいた場合、０；０１の処理とさせていただき、出来る限り先着順ルールという公正さを保つため０；００のメールでの予約を優先処理させていただきましたので、ご理解くださいますよう宜しくお願いいたします。尚、土日の私の予約は７月分まですべてご予約いただき誠にありがとうございます。引き続き、平日のご予約を承っておりますので宜しくお願いいたします。

　

　

　原油価格が上昇しているためレギュラーリッター130円になると予想される。関東方面ではすでに130円になっているそうで、滋賀県でも時間も問題となりそうな気配。ガイド料金の当初設定はリッター90円ラインなので、その差40円にもなっている。さらにマリーナでの給油には保管、移動、手数料が含まれるためその価格から20円から50円がリッターあたりプラスされるため、最近はガイドをしても燃料代を支払うだけで財布からお金が消えてしまう。毎月1000リッターから1500リッターは消費しているので4万から6万の経費が増大していることとなり、年間では４０万から６０万となるからたまらない。

　この原油価格の上昇はなにもバス釣り業界だけに限った問題ではないが、私達のように燃料をペットボトルを逆さにして走るような乗り物に乗っている人間にとってはかなりの痛手だ。ただ、各業界がなかなか価格転嫁できていないと同様にガイド業も燃料代の上昇を転嫁できずにいる。まぁ、ガイドというのは魚のいるところには凄く神経質な人間が多いのだが、商売という点で採算を計算できる人は少ないので、この問題もしばらくは先送りされそうな気配だが、年度末ぐらいになってお金が残っていないと焦りそうな按配だ。

　私のガイドでは、昨年末に一度は値上げを検討したもののオフシーズン中に原油価格が下落したために3月スタート時は価格据置としたものの、再度の原油価格上昇に伴い6月からの湖北を含めるガイドについては2000円の追加料金をお願いすることにしました。ただ、その想定以上の上昇が今起こっているわけで、リッター130円が続くようであれば、さらなる値上げも検討せざる終えません。

　しかし、値上げばかりでは申し訳ないので、こちらとしてもコスト削減を図らなくてはならない。ちなみに航空業界では高度を上昇させるなどして１０％の燃料削減を目指すというニュースを聞いた。ガイドでも回るコースやお昼への移動を省略する形で消費燃料の削減に努めて、楽しさは変らない程度に燃料の削減を図らなくてはならない。あとは燃費の良い直噴エンジンの搭載時期が前倒しになるかもしれないが、一気に200万近いコストは出来るだけ避けたいというのも本心です。

　原油価格だけで、これだけ右往左往するのが現代生活なのだと痛感する。やはりイノベーションが必要か？

　４月１３日、湖岸にそって落ちてるお金を探す人じゃなくて、バスを探すサイトマンが一気に増加した。ネストは先週末からあったが、土日のプレシャーでなかなかロックしなかったのだが、週があけてプレシャーが低くなると、その数はさらに増加した。

　しかし、まだ本格的なものではなく、一部の激ウマサイト名人だけが釣ってくる状況にあり、変にサイトに固執すると沖のウィードの爆発に簡単に負けてしまう。私も先週の土曜日に１匹ロクマルクラスを見つけて、ガイドを簡単に成功させようとして、見事に失敗した教訓から、リーズフロントに見える奴らがいっぱいいるのだが、今日はあえて無視した。

　やはり、それが奏効したようで、サイトに入った知人のガイドがロクマル級にはまっている後ろのラインでプリのステージングの回遊を当てることに成功する。わずか２，３時間の間の行動だが、この時間に何をするかがガイドでは大きな差になる。とは言っても自分もつい数日前にはまってしまった訳で偉そうなことを言える立場ではないのは十分承知しているのだが・・・

　だが、ここまで分かっていてもやはりサイトの魅力は捨てがたい。１発決まればロクマルという展開はガイドとしても１億当選宝くじのようなもので、失敗確率は高いのは承知だが、それで今日一日がハッピーエンドすると思うと自前の他のパターンを捨ててチャレンジしてしまう。

　そんな中、運悪く、知人とかにサイトで釣られた日にはますますはまってしまうものなのですが、今年の奴らは例年以上に反応が悪い（水温が低いため？プレシャー？）ので、手を出さないのが正解だと毎日自分に言い聞かせるのがやっとの日々。もっと簡単になったら少しだけつまみ食いしようかな？ガイドでは多分無理でしょうなぁ。