たった１日の休みからスランプへ

　日曜日までパターンは見えていた。翌月曜日に原稿のため湖上にいなかったのだが、その間
にパターンは動いた。そのため火曜日に苦戦、水曜日も苦戦。明日は動かなくてはならない。

　本当は水曜日にパターンを探す動きをしなければならないのだが、ゲストさんのボートでの同
船ガイドのため魚探をかけながら、さらに新しいパターンを探すということが出来なかった。どう
しても同船の場合、積込むタックルが限られているので、それまでよかったタックルしか積んで
いないのでパターンが変化したときに弱い。さらに追い討ちをかけるかのようにゲストさんの魚探
が故障というのはガイドにとって翼をもぎ取られた鳥のようなものだった。

　それにしてもパターンの変化リズムが今年はめちゃくちゃ早い。ガイド泣かせのパターン変化
なのだ。この変化が早い理由が来々週のルアニューネタになるだろう。たった一日休んだだけ
でパターンが変わっているのだから、２，３日も休んでいたら湖上では浦島太郎状態になる。

　そういう意味ではサンデーやガイド数の少ないガイドさんは凄いと思う。午前だけでパターン
を探さなければならないわけですが、あらゆる情報を使って、さら自分の判断と組み合わせて
パターンを組むことになるのですが、これだけパターン変化が早いと当たる日と当たらない日
の差が大きくなるはずですが、安定して釣ってくる方もおられますし、尊敬すべきことだと思い
ます。

　ただ、自分としては毎日湖上に出て、このパターン変化を体験する方が面白いので、体が壊
れそうになっても湖上にいたい。せっかくガイドという仕事を選択できたのですから、ガイドしか
味わえないバスフィッシングの素晴らしさを毎日出ている者として存分に味わいたいと思う。
多分、毎日湖上で出会うわずか数人の毎日ガイド組みは、それが楽しくて生きているのだと思う。
日本でたった数人しかいない毎日湖上で過ごすバスアングラーの一人だと思うと自分も少しは
凄い人なのか？と勘違いする。

　さて、木曜日は大幅にパターン変更だ。自分を試すしかない。