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1月9日平村ガイド「ガイドのタックルの準備の仕方」

2021-01-09 19:52:37 前の画面へ戻る

「ガイドのタックルの準備」

多くのゲストさんが悩むガイドの準備ですが、かなり重要でもあり、それほど重要でもないのです。

 

【実は船頭は何も決めていない】

ガイドをしていて、はっきり言ってしまうと、明日はどうなるか分からない

いや、もっと言うと、スタート時でも何をするかを決めていない。

ですから、数か月前に「何使いますか?」という質問にほとんどまともな回答ができないのです。

そのため、ガイドに必要なタックルである程度の記載をしておいて1週間前を目途に揃えてもらうようにしていますが、これも完璧ではなく、その日、その瞬間で変わってしまうこともあります。

何故かと言うと、その日の風や、どの場所が空いているかが、自然状況や人の動きによって変わるからです。

例えば、オダをやるのにノーシンカーを準備していても、そのオダに先行者が居ればパターン変更となることも往々にあります。また、北湖に行こうと思っていても、強風で琵琶湖大橋でUターンして南湖になってしまうこともよくある話です。

こんな感じなので、ある程度広く用意をしてもらって、その場で絞るというイメージです。

ですが、実際にボートに積み込むタックル数で言えば5本前後が現実ライン。多くても7本ぐらいに抑えておかないと2人乗船でもボート上が大変な事になってしまいます。

 

【色々な展開に対応できるタックルセットが理想】

こうなると5本前後ぐらいで、予想される状況で色々な展開に使えるタックルを準備しておきたい。5本ぐらいでトータルで使えるように頭を使うのです。

風が吹いたら、巻く、ドラッキング?無風だったら、スローな展開?

こんな感じで、その日、回る可能性のあるエリアのストラクチャーの特徴に応じて、使うルアー、それに合ったロッドを選択していきます。5本ぐらいでバランス良く、色々な展開に対応できるように、Hクラスのロッドから、スピニングまで幅広くセッティングしておくように心がけています。

しかし、実際の現場では回るスポット次第で結局、使うのは1,2本というのが多く、釣れている日ほど使うロッドというのは少ないのです。

ですから、その日、何らかの要因で回らなかったスポットのルアーというのは、持ってきてもらっても使わない事になります。そこは無駄になったと思われるかもしれませんが、自然にアジャストしているので、そういう結果となってしまいます。

あえて、全てのタックルを使うために、時間を割くという事もありますが・・・。

 

【一番困るのは決めつけ】

反対に一番困るのは、「これで釣ります」「これで釣りたい」「これしかしない」という要望。パターンが変わろうとも、そのエリアが大船団になっても撃沈するより他なく終わってしまいます。

この展開で多いのが、ロッドが同じMHクラスのジグ、テキサスロッドばかりで3本とかなって、スピニングはゼロとか。パターン変更がまったく出来ずに苦戦することが多いです。

ですから、実際に使うロッドは1,2本であっても、最初から1,2本というのも困ってしまうのです。

 

【一番釣れるタックルセットの組み方】

さて、どういう人達が一番釣っているかというと、琵琶湖に10年近く通っている人達です。

こういう方々は、すでにすべてのパターンを経験されています。例えば春のスイミングジグになったら、ワイルドサイド72MHで、スイミングマスター5/8ozでローギアのリールを持ってくれば良いとインプットされており、すでに持っておられます。

夏のI字系とか、秋のクランクとか、いろんなパターンを体験されているから、道具も揃っていれば、使うものも理解されている。あとは過去の経験と、その日の状況にアジャストするだけだから釣れるのです。

こういうベテランの方々は、10本から20本ぐらいロッドを持っていて、明日に必要なタックルを伝えたら、自分の釣具庫からタックルを出してきて、直前でも対応できる方が多いです。

 

【分からなければレンタルタックル】

逆に、初心者の方や経験値の少ない方は、パターンが変わっていく中で準備が整わない。数か月前から準備をしていてもパターンが変化するし、5本も6本もいきなり道具をそろえるのは難しい。ましてや琵琶湖以外の地域で琵琶湖の道具を入手するのは意外と至難となることも。

それで持っているタックルで来られると、やっぱり合わないし、釣れない。

そこでおススメしたいのは「レンタルタックル」です。

ここは思い切って、レンタル道具を借りて、ロッドとルアーは借りてしまう。リールと糸だけは自分で持ってきて「指定された種類のポンド数の新品のラインを巻いてくる」(ここかなり重要です)

リールのレンタルは、さすがに業務として毎日巻き替える時間が無いので、巻いてある糸は不特定多数方が使ったものだけに、いつも新品ではないし、リールも慣れたものの方がハンドルの向き、ブレーキの特性が分かりやすいので自分のモノをおススメします。リールはガイドが使っているものよりも、お客様がお持ちのものの方がずっと新しくて使いやすいです。

ロッドはレンタルで、ルアーは釣れるものを素直に使ってもらう方が良いでしょう。ガイドが使っているルアーはボロボロですが、それだけ実績があるという事です。

ですから、変に自分流で自分のを使うよりも釣れます。

 

【最後はマイタックルに】

ただですね。

バスフィッシングを本当に長く楽しんでもらうのなら、一度はレンタルタックルで釣ったら、やはり自分で購入していただいたい。ガイドの時だけ使うロッドを思いっきり曲げるのは難しいし、いきなりロッドのポテンシャルを出しきれないのは、「レンタカーで急カーブを限界で曲がれ」というぐらい難しい。

やはり、そこは愛車ならぬ、愛竿ならではの理解度が進むと思います。ルアーもやっぱり思い入れのある自分のモノの方が嬉しさは大きくなるでしょう。

ですから、一度レンタルで体験したら、次は自分のロッドやルアーで揃えておいて、次のチャンスはマイタックルで挑戦するという事を繰り返していくと、いつの間にかタックルが揃って、ベテランアングラーの仲間入りとなる筈です。

「釣れたルアーを購入する」

「釣れたロッドを購入する」

この結果論から購入していくのが、一番間違いが無いモノの買い方です。

 

極めればロッドは増える。。

テーマ:雑記帳

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