2月13日平村ガイド「原稿仕事終了」

2019-02-12 19:47:44 前の画面へ戻る

 琵琶湖リサーチの連載原稿は終わったのですが、残り仕事という形で過去を振り返る原稿仕事。

 よく言われるのが、「ガイド業は体力仕事だから、歳を取ったら原稿仕事とか内勤の方が良いでしょ」という内容。

 いやいや、実際にはガイドよりも何千文字も書くライター業の方が圧倒的に体力的に厳しい。はっきり言ってライター業というのは、脳の土方仕事です。

 しかも、マラソンのように長く12時間以上の長時間労働もあれば、締め切り前の400m走のような全力疾走もあります。

 こんなにシンドイ仕事は無いぐらいキツイです。

 比べるのもおこがましいですが、90歳を超えて小説を書き続ける瀬戸内寂聴さんとか、先日無くなられた堺屋太一さんとか、超人です。

 ブログに書くような短文なら、スラスラと書けますが、論理構成して、面白く書くなんてできません。なので、ほぼライター業は引退の方向に向かっております。

 

 ただ、文章というのは面白いと思うこともしばしば。。

例えば、先日のフィッシングショーで観たジャッカルのルースターギアマーケットのカタログ文。以下カタログより

 

 

◆◆◆

立ち並ぶ高層ビルの間を流れる河川、田んぼのあぜ道の横を流れる小川、

さまざまな船が係留されている港湾エリアーー。

私達の周りにはたくさんの”水辺”が存在する。

もともと人が生きるための知恵にすぎなかった釣りは、”人”と”水辺”をつなぐツールへと変わっていくかもしれない。

あたらめて周囲の”水辺”に立ってみよう。思いがけない発見が待っているはずだ。

◆◆◆

 

コピーライティングの仕事の一環ですが、

最初の一文から体言止めを使って、程よい品格とリズムを作り出し、軽快感を出している。

まさにお洒落で気軽な釣りをイメージしたコンセプトにぴったりな文章だ。

その後の3文は静から動へと変わり、期待感を生み出す文章となっている。

短い文章だが、広告用としてはピッタリな文章構成となっている。

ほんと良いライターさんを使っている。もし、社員さんや会社の方の仕事だったら、それはそれで恐ろしい才能の方だと思う。

 

 

こういう文章の作り方を見ていると、やっぱり文章って面白いと思う。

ただ、自分が作るとなると、それば別問題で、もう死にそうなぐらいに悩むから、もう逃げ出したくなる。

テクニックを使っても、ファッションと一緒で、使いすぎるとかっこ悪くなるから難しい。

 

良い文章を読めば読むほど、自分の才能の無さに、地獄に落とされるのが文章の世界だ。

しかも、文章の奥行きにはキリがないのに、締め切りには時間があり、そして簿給という仕事。

この歳になって国語、作文という世界の入り口がようやく見えただけである。

truth  ブログ写真 2019/02/12

 

テーマ:雑記帳

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