南湖はひとつのワンドですから・・・

　最近は2箇所のスロープをスタート地点としています。一つは南湖の北部に位置する木ノ浜・レークマリーナ、もう一つは湖北最北端の大浦・ファイブオーシャンです。

　一年を通じて同じ場所からスタートするのが手間も苦労もなく、マリーナの専属ガイドならそれが当然のことなのですが、流浪のガイドtruthとしては一番釣りやすいエリアの近くからスタートすることが最「楽」だと思い、数年前から実行しているのです。

　個人的にも大浦の静かな雰囲気が大好きなので、秋には結構喜んでトレーラーを牽引して湖西道路を走っていますし、一年で100日から200日のガイドを続けていると南湖だけだと飽きるので、大浦のスロープは私にもゲストさんにもリフレッシュ効果も期待できます。

　で、11月のガイドでは、どちらから出艇するかのご希望をゲストさんに伺っておりまして、南湖、北湖の両方から選択していただくことになります。

　もちろん、天候によっては北湖は無理となるので、一応、iモードのウェザーニュースで大津の風速が５ｍ以上なら南湖限定ガイドとさせて頂いております。それ以外の場合は「選べる」わけで、選ぶ場合には前日の両エリア状況をお伝えしています。

　今の状況ですと、「南湖は50アップが出る可能性はあるけど釣れない」それに対して「北湖は40アップまでだけど入れ食い」という究極の選択のようになります。そりゃ～もちろん「50アップが入れ食い」という回答が一番良いのは当然ですが、そこまで50アップが釣れるなら50アップの価値なんてなくなる訳でして、現実は厳しい。厳しいから価値があるという訳です。

　それで、最終的にはゲストさんの選択は「南湖」となる場合が多いのですが、本当に今の状況は南湖は北湖と比べて釣れません。それでも普段レンタルボートやマイボートで釣るから、あるいは50アップが狙いたいからという理由によって選択されるようです。

　私としては「数釣りの秋」入れ食いでtruthでは季節限定の湖北の釣りというのを堪能していただきたいと思うと同時に自然に従えば、水温が高く、安定した水温のディープの多い北湖の方が選択としてベターだと思うのですが、自然とは別にゲストさんの思いというのも当然、大切なガイド要因なので優先させてもらっています。もちろん、「おまかせ」という選択肢もありです。

　そして、3日連続でゲストさんのご希望で南湖限定となりましたが、やはり厳しいです。ガイド中も琵琶湖大橋の向こうには入れ食いの世界が、簡単にバイトの出る場所があると思うとついつい行きたくなるのですが、ぐっと堪えて南湖でバイトが出るまで我慢しております。

　ちなみに晴天無風となった今日、ずっと南湖にいたガイドは私だけ？ほとんどのガイドさんが琵琶湖大橋の向こうから帰ってきてました。これが南湖の実情です。

　さぁ、皆様はどちらを選びますか？