5月20日平村ガイド「オーストラリアからのゲスト2日目」

2011-05-21 06:46:00 前の画面へ戻る

本日はオーストラリアから来られたBenさんの2日目のガイド。

 事前に相談がメールで来た時に、彼は「4月に桜を見たい」とのリクエストを出していました。しかし、桜の時期の琵琶湖は天候的に不順ですし、防寒着など装備が要りますから旅行での釣りは厳しいと思い5月に変更してもらいました。

 これ以上先になると6月は梅雨なので旅行には不向き。7月、8月は暑すぎるので欧米の方には不向き、9月、10月には台風の可能性があるのでガイド出来ない恐れがあり、11月の「紅葉も見てみたい」というリクエストもありましたが、その時期の天候もたまに寒波があり一生の一度の琵琶湖釣行としては微妙です。

 そう考えると、天候の安定する5月中旬という結論になりました。しかし、日本の良い時期というのは本当に少ないですね。

 さて、今日からは一緒に来ていた妹のサラさんもガイドに同行です。本当は奥様が来られる予定でしたが、震災と放射能の恐れから、「日本には行きたくない」周囲から「日本に行くな」ということで来られませんでした。私もその事に関しては理解できますし、知らない国のあの報道を見れば、どう考えてもそういう判断になるでしょう。

 でも、彼は日本の状況を冷静に判断して、私とのやりとりから関西は大丈夫と理解して来てくれました。その点は日本人の一人として本当に感謝します。
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 さて、釣りにおいてはBenがフッキングしたものを、手渡して1匹目。本当に良いお兄さんです。

 あとで、話していて分かったのですが、彼女は16歳の女子高生でした!
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 彼女にとっては始めての海外。始めてのホテル暮らし。何もかも新鮮な反面、不安で不安でしょうがないのは当然でしょう。兄のBenはそういう貴重な体験を積ませるために、あえて妹を連れてきたようです。しかし、逆パターンの日本の女子高生が、兄を二人で海外を訪れるというのは、滅多にないでしょう。そういう意味でも、素晴らしい経験になると思います。

 あと、こうして海外からのゲストさんをご一緒していると、「平村さんって、英語話せるの?」と聞かれますが、私は英語を話せるレベルではありません。ハワイには行ったことがありましたが、そのときは通じると思っていたのですが、その後、アメリカ本土に行って小島宏さんに同行してもらった時には、まったく聞き取れませんでした。

 その後、一念発起して英会話スクールに3年ほどガイドが終わってから毎週通いましたが、今でも、ハワイ、フロリダなどの観光地、日本に来られる方などの「日本人の話す英語を理解しょう」という姿勢を持つ方ならば、通用するレベルです。ニュートラル英語はできるのですが、やはり地方の訛りが入ったり、ネイティブ同士のスピードには到底ついていけません。

 そのため、Benのように経験があると、日本人に話かける時に「スローに」「明確に」話してくれるので理解できますが、妹のサラは始めての経験ですから、そうは行きません。彼女の場合、日本の女子高生のように、○○でさぁ~」「○○じゃん」みたいな女子高生語が英語で入っているので、聞き逃すことが多くなります。

 さて、釣りなんですが、はっきり言ってボート上で英語での説明のため、頭の中が半分以上、言語に使われているため、釣りに頭が回りません。この辺が私の能力の限界点なのだと痛感させされます。もうすぐ40歳の私がこれ以上、自分の能力を高めることが出来ないかもしれないと思うと、もっと若いときに勉強しておくべきだったと後悔します。

 で、なんとか脳ミソのフリーズしそうなCPUを使って、パターンを組み立てBenにはロングカーリーのテキサスで1本キャッチしてもらいました。
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 本当は、さらにパターンを組みたいのですが、本日は早々に南風が吹き始め、波が出ています。妹のサラを船酔いさせては良い思いでが台無しになるので、南エリアに張り付いてパターン選択。さらにベイトタックルの出来ない彼女のために、フラットエリアオンリーの展開です。

 デカイ魚を追いかけて、釣っていくというのもガイド業ですが、一番重要なのは、ゲストさんのニーズに合わせること。私もすでに17年ガイドを経験していますが、様々なニーズがあります。今回のような海外からの需要もありますし、変な例では「ロシアから来られて、実はバスではなく琵琶湖の鯉が釣りたい」というのが後で判明したこともありました。

 こうした事もガイド業を長年行ってきて、色々と経験させてもらった事は私の人生にとって、大きな糧となっています。

 さて、その後もサラが次々とバスをキャッチ。
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 今日は兄のBenは写真係のようです。

 ラストには阿修羅で5本目をキャッチ。
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 はっきり言って、日本人の方で、普段から琵琶湖の釣りをしているゲストさんの場合、もっと釣れると思います。ですが、始めての方が、始めてのフィールドで、始めての魚種を釣るには、難しい点がいくつも存在します。それを英語で伝えるというのは、今の私では今日の釣果が限界でした。

 当然、今日もガイド終了後には、日本の釣具屋巡り。滋賀で1店舗、京都に回って2店舗を訪問。
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 これも不思議で、私達日本人と関心のあるポイントがかなり違います。昨日も説明しましたが、日本ブライドはオーストラリアでメジャーです。ただ、ダイワの方がメジャーでシマノがマイナーだったりします。今日の彼は、箱に入ったウッド製のクランクやトップ、をお土産用として購入されていました。

 食事は昨日に回転寿司、お好み焼きと続けて、妹のサラがあまり食べていないのを見かねて、ランチはヤマハのパスタランチに。

 でも、夜は日本食に挑戦したいという事なので、しゃぶしゃぶに挑戦。
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 意外とポン酢がいけるようでした。

 最後にホテルのロビーまで送迎して終了。ホテルマンの説明の英語があまりに流暢なので、ビックリ!さすがプロのホテルマンは違います!でも、彼と話すと「決まった説明だけはできますけど、他の会話になるとサッパリですよ」と謙遜されていました。

 明日は釣りはお休みで、京都をボランティアガイドする予定です。

テーマ:琵琶湖

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