2014-08-04 08:32:52
3日は新作ワームのテスト作業。
何度やっても成功しない苦労しているワームの一つで、このワームさえ完成すれば、「もっと釣りの幅が広がるのに」というシロモノ。
しかしながら、今回も合格ラインを超えてこない。
メーカーサイドからすれば、ある程度の期間で開発して商品化しないと売上に繋がらないので、駄目なことはよく分かりますが、現場で合格ラインに達しないものを商品化しても、ユーザーのお客様が釣れないから、1,2年で廃盤商品となってしまう。今の世の中にこうしたルアーやワームがなんと多いことか・・・。
私が監修している商品については、非常にワガママを許してもらっており、数年間も失敗し続けて、最後に琵琶湖で絶対に釣れる状態まで完成度を高めてからリリースさせてもらっている。釣れるものを作らないと、そして、必要なものを作らないと、結局は商品サイクルとして短いものとなってしまい、動画などの宣伝効果により短期間の売上には貢献できても長期的な定番商品にはならない。
そのため、自分が関わるルアーに関しては、「販売が遅れても絶対に納得するまで出さない」というスタンスを貫いている。過去に数回、そのスタンスを崩されて、リリースを未完成の状態でさせた商品もありましたが、やはり、最後に釣果が伴わずに早い段階で廃盤商品となっている。やはり、釣り人であるユーザーさん達は、そのことに敏感です。宣伝で口だけで釣れると謳っても、やはり実際に釣れないと長期にわたって売り続けるのは不可能です。
その結果が、マルチカーリー、マルチカーリーロング、マルチウォブラー、マルチスティックスライドであり、やはり現場で欠かせないものとなっており、今も多くの方に使ってもらっている。
売上を見ている会社の立場からすれば、釣り人のワガママであり、毎期ごとに売上を上げなければ会社としての目的を達成しないとので失格となる。短期間で、新商品を次々と開発して、プロの知名度で宣伝するのが、会社の利益としては効率的だから、釣れようが釣れまいが、商品が市場にリリースされ続ける。ただ、それは利益を追求する会社としては正しい行為なので否定する訳にはいかない。
「売上と釣果」
その狭間で、担当者達をいつも苦しめてきたのですが、その担当者達が全員退社することに。
いつもワガママなプロスタッフと会社の間で調整してきてくれた彼らには心から感謝、感謝。

カテゴリー: 雑記帳