ロッドに関する質問(ジグ用、クランク用、パンチング用)

2008-05-16 22:48:20 前の画面へ戻る

Q,ロッドに関する質問

以前スコーンリグ用のロッドについて相談させていただきましたT,Sです。(中略)

さて本題に入りたいのですが、以前まで使用していた某社のHアクションのジグロッドを売却したので新たなHクラスのジグロッド(使用するジグのウエイトは1/2oz~5/8ozをメインに考えています)とパンチング用のロッド、そしてディープクランク用(マットペッパーマグナム、ファットペッパー、TDハイパ ークランクTi、マッスルディープ4 をメインに考えています)のロッド計3本を購入しようと思っております。

候補としてはジグロッドはTAV-GP70CHJ、ELT71CHJ、GWT70CHJをパンチング用としては現在開発中といわれているTAV-GP74CXHJ、TAV-GP76CHTJ、ELT76CHTJ、S-TAV76CMHTJを、ディープクランク用としてはELT72CMTJ、ELT77CMHTJ、TF-GP74CMJをそれぞれ考えています。

そこでこれらの違いと平村さん的に上記のルアーにそれぞれあったロッドを教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。



A、なんと言いますか・・・、これって全て聞かれてません?過去にも同様の質問がある場合はそちらも参照にしてくださいね。でも、丁寧にご質問いただいておりますので、回答の方を。

①ジグ用
TAV-GP70CHJ、
ELT71CHJ
GWT70CHJ

ジグ用ということですが、3/8ozの流行のフットボールのリアクション系の釣りを前提にお答えいたします。

まず、TAV-GP70CHJはちょっとティップが入るので、リアクションジグにはちょっとシンドイ。ウィードを切るときに若干ソフトなティップが邪魔をすることもあります。ただ、そのティップの入りがテキサスの時にはバイトを消さずに助かるのです。ですから今では5/8ozから1ozのテキサス専用として使っています。

次にELT71CHJはエリートの中でも1,2を争う名作。「ほんとにこの値段でこの性能でいいの?」と思うぐらいよくできています。ややティップが入るものの、全体的な曲がりもあるのでジグでの上下アクションにも対応。ヘビキャロもできるし、バイブレも、スピナベも、テキサスも幅広く対応しますが、テクナと比べて感度が劣るのは致し方ないところ。でも、トータルバランスは凄く良いので、たまにスペアーロッドとして使っています。

そして、GWT70CHJはラバージグのリアクション専用ロッドですから、もうバッチリ。ただ、専用ロッドですから、これ以外にはグリップが短くセパレートで使いづらいですが、ヘビーなスピナベに使うぐらいでしょう。あとはテキサスですね。全体の曲がりがあり、僅かにティップが入るバランスでジグが軽くホップさせられます。

ちなみに、私はTFGP71CHJを使っています。「えっ~」と思われるかもしれませんが、スピナベロッドですが、ラバージグにもピッタリで、GWT70CHJよりも張りが強くトルクがあります。そのため、もっと軽くジグがホップするのですが、ティップの入りがほとんどないために、ウィードが切れる反面、バイトが出た瞬間に電撃的にアワセないとバイトは消えることがあります。でも、私の手首ではGWT70CHJではウィードを切れないときがあるので、TFGP71CHJで腕でロッドを操作して、ジグをホップさせています。

さて、どうします?ここまでが私の感想で、この先はT、S様の好みとなります。




パンチング用
TAV-GP74CXHJ
TAV-GP76CHTJ
ELT76CHTJ
S-TAV76CMHTJ

まず、これについて述べるには、パンチングとフリピッングの違いについて考えないといけないでしょう。まぁ、ただの言葉の違いと言ってしまえば、それまでなのですが、一応区別されているようので・・・。(だいたい色々と名前が付きすぎているのも問題だと思いますが・・・)

パンチングという言葉は、今の琵琶湖では早春のマット撃ち、夏以降のウィード密生地点撃ち、リリーパット内への1.5ozテキサスについて、そう呼ばれているようです。これらのロケーションでは1ozを超えるテキサスリグをカバー内へ投入し、フッキング後はカバーにボートを寄せてバスを手繰り寄せるようにランディングします。つまり、カバーが濃すぎてバスが暴れないために、カバーごとバスを寄せる感覚です。

そのため、「カバー内で操作すること」「カバー内でフッキングすること」が最重要視されます。ですから、ロッドアクションは操作優先、フッキング優先の先調子の掛けアクションが必要とされ、1.5oz 2ozにも負けないティップを搭載させること、さらには80ポンドクラスのラインにも耐えるロッドが要求されます。

そのため、従来のロッドでは役に立たないために、パンチングロッドTAV-GP74CXHJが開発されているようですが、私はまだテスト状況の詳細については知りません。

一方、フリッピングはラインを手で掴んで、フリップキャストするためにリール側のガイド位置は遠めに設計されており、ランディングは接近戦中心となるために、バラシが少ないようにスロー気味に設計されています。

つまり、パンチングとフリッピングのロッドでは、ファーストとスローというようにテーパーが異なる訳です。これは両者の使うロケーションが違うために、ヒット後のランディングが異なるためにテーパーの違いが生まれています。

そして、近年の琵琶湖スタイルとしては、フリッピングを使うことよりは圧倒的にパンチングを使うことが多く、今の段階ではパンチングに無理矢理フリッピングロッドを使っていた状態になります。少しでも近いロッドですと、TAVGP70CHJですが、これだと1ozテキサスがベストで、それ以上のウェイトにはかなり厳しい。そこで、1,5oz対応のロッドが必要となった訳です。ですから、これから購入されるにはTAV-GP74CXHJをお勧めします。

ちなみにTAV-GP76CHTJ ELT76CHTJ S-TAV76CMHTJは全てフリッピングロッドです。この中で琵琶湖で使いやすいのはTAV-GP76CHTJですが、これでも曲がりはかなりスローでヒット後にバットから曲がることが多いです。これはバラシが少なくてよいのですが、ちょっとカバーの奥へキャストして釣るような場合にはフッキングに苦労します。もともと、フリッピングロッドですからそういう使い方には設計されていないので、当然な訳です。

あとのELT76CHTJはさらに柔らかくバラシ防止に重点が置かれており感度も不足。シャローでの釣りを前提としたもので、シャローでフリッピングをすれば良いロッドです。そして、S-TAV76CMHTJは軽くて感度も良いのですが、関東向けに軽量リグをフリップするように作られているので、琵琶湖で使う2ozには到底耐えられないので琵琶湖では論外となってしまいます。



ディープクランク用
ELT72CMTJ
ELT77CMHTJ
TF-GP74CMJ

ELT72CMTJはファットペッパー用、無理すればマッドペッパーマグナムも使えます。まぁ、よくできたロッドでこのロッドで何人のゲストさんが釣られたことか。

そして、ELT77CMHTJはマッドペッパーマグナム専用。こちらはマグナム以外はかなり無理で、ファットペッパーに流用するのは難しいです。

TF-GP74CMJは、ファットペッパーとマッドペッパーマグナム両方に。素材の良さから両方がベストに使えるように設計されました。

ですから、1本だけならTF-GP74CMJかELT72CMTJを予算に応じて選んで下さい。

さすがに疲れたので、クランク用は簡易説明でスイマセン。。。


テーマ:ティムコ・フエンウィック

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