過去の思い出~、スミス湖の巻 BASS OPEN 2014月3月6~8日

2014-11-25 10:19:53

いよいよ寒くなってきました、朝の最低気温も10℃を下回るようになり晩秋、冬目前といった琵琶湖です。

さて、ここのところ湖上へ出る機会がなく黙々と自宅で渡米の準備をしていました、今シーズンも来年1月からのUSトーナメントに参戦の予定です。
ただし、いくつかのトーナメントへのエントリーは済ませたものの、実際に参加出来るかはまだ未定、連絡待ちの状態がしばらくは続きます。
というのも米国の本格的な景気回復に伴いここ数年BASS,FLW、各メジャートーナメント格下の3Aトーナメントへの参加希望者が多くなり、定員をオーバーする状況だからです。

基本シーズン初めは後半戦に比べ参加者も多く、特に1月は各メジャートーナメントが開幕しておらず、それらの選手も多く参加することになります。
また温暖なフロリダのトーナメントはこの時期人気があるのも参加者が多くなる要因の一つです。

また来期はBASS,FLWともにメジャートーナメントの参加者枠を厳格化することにより、その枠外となった選手が格下の3Aトーナメントに多く出てくることも考えられます。

昨シーズンの年間上位者には翌年の優先参加権が付与されるのですが、スポット的な参戦の私はそうした権利も持ちません。
そうした状況なのでこれまでのように私の希望通りのトーナメントに出れるかは微妙な状況です。



なんて来シーズンのお話ばかりになっていますが、思い出してみると昨シーズン後半のBASS OPEN スミスレイク戦及びその翌週のFLW RAYOVAC サンティクーパー戦のレポートがそのままになっていましたので、かなり遅くなりましたがそれらについてちょっと記憶を甦らせてみたいと思います。

確か私の適当な記憶ではスミスレイクのプラクティスまではこのブログに書いていました(スミス湖でプラクティス中~)が、
その後のトーナメント2連戦、そして帰国、ガイドと慌しさの中でなかったことになってました…まぁ、いつものことですが。


それでは、まずはBASS OPEN SOUTH 第2戦スミスレイク。
ここはディープクリアなロッキーレイク、早明浦ダムなど日本のダム湖を巨大にした感じの湖。唯一の違いはメインターゲットとなるのがスポッテドバスという種類になるということ。

P1130038.jpg


日本にはいない種類のこのバス、私もこちらでは何度も釣っているのですが、トーナメントでメインターゲットとするのは今回が初めて。
もちろんノーザンラージも生息していますが、私の印象ではその個体数の比率は10:1以下。

もちろんビッグサイズとなるのはこのノーザンラージなのですが、レギュラーサイズは明らかにスポッツのほうが優勢、
ワンデイならまだしもボートの数とそれぞれの生息数、そして湖の状況的に3日間安定したウェイトを持ち込むなら断然このグッドサイズなスポッツ狙いのほうが有利なのは明らか。

ただし、ベイトフィッシュの群れに付いて回るグッドサイズスポッツの回遊性は非常に高く、ガンガンに中層を動いて回っている感じ。
メインレイク絡みでこのグッドサイズのスポッツを当てると爆発的なウェイトを持ち込めます、実際プラクティス中に何度かこうしたグッドサイズのスモールの群れを当てましたが、再現性は低く、これを毎日当てるののはよほどの好運でもなけりゃムリ。

特にトーナメントでボートトラフィックなども含めプレッシャーが高まると普段のようにベイトをバンクや岬に追い込んで捕食するようなことが少なくなる傾向があります。

こうした状況で唯一、このメインレイクの中層を回遊するグッドサイズのスポッツを狙えるのが、彼らがフィーディングに使うバンクの周囲、もしくはその沖の水中に没した立ち木。
これはスポッツに限らず中層の回遊性の高い状況下のラージマウスでもプレッシャーが掛かったときの定石。

しかし、それなりの大きさがあり、元々、立ち木の少ないこの湖で、そうしたロケーションの立ち木を限られた時間で探してトーナメントで使うまでに仕上げる時間はありませんでした。

おそらく地元のアングラーはこの釣りを結構やってるハズ、ヨソ者にはなかなか手が出せない釣りですな。

というわけで、私は移動性の少ないクリークの奥に入っているスポッツをメインターゲットにしました。しかしこのグッドサイズの入っているクリークの奥というのもそれほど多くはなく、良いクリークはプラクティスからバッティングしまくり。

そこでもうひと思案、そのクリークの奥から一つ外側に位置するエリアに目を付けました。狙いやすいクリークの奥がトーナメントと共にプレッシャーが高まるのは必至、
実際プラクティスの段階で、プレッシャーが高まる奥のエリアを避け、その手前でバスはフィーディングするようになってきていました。

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トーナメント本戦では、続々とクリークの奥に目がけて突進していくボートを横目に見つつ、一つ手前のエリアからスタート、しかしレギュラーサイズのスポッツは釣れるものの
グッドサイズのスモールはバックシートのコ・アングラーに次々とやられます…、うっ、またもやこの展開。

この湖同様、スポッテドバスがメインターゲットのハートウェルがホームレークとなる地区から来たという今日のコ・アングラーはその釣り方を心得ており、オープンウォーターを狙う今回の展開ではまんまとやられたしまった感じ。

その後も同様のエリアを周り魚を追加していきますが、結局、初日は8lb台、80位台という平凡な順位からスタート。


2日目は初日同様の展開からスタート、上位を狙える魚は居るので、あとは私が釣るだけ。この日は前日の反省を生かし、なんとか朝からグッドなスポッツをキャッチしつつ、
初日に濁りでダメだったエリアの釣り方も見つけたお蔭でこの日は12lb後半のグッドウェイトをキープ。

しかし、なんと帰着時に会場まであと3マイルというところで、ロワーユニットと呼ばれる船外機の下の部分が壊れて身動きが取れなくなってしまいました。特に何か障害物にぶつけたわけではなく、オイルも試合前に入れ替えたにもかかわらず…。

万事休す、もう帰着に間に合わないかなと諦めかけたその時、後方から来た別の選手が止まってくれて、彼のボートに魚を移し、そのままオンタイムで帰着成功!!

P1130097.jpg


結果、この2日目のウェイトが効いて総合は賞金圏内の32位まで大きくジャンプアップ~!! カットには残れなかったものの初日の結果、帰着前のトラブルを考えれば上出来です。
ちなみにこの日の私を救ってくれたのはエリートプロのテリー・スクロギンスさん!!ありがとうございます!!

と、このまま終わればめでたし、めでたしなのですが、実は5日後には先月プリプラクティスを行っていたサウスカロライナ・サンティクーパーで次のトーナメントの予定。
この試合が終わればすぐに移動しなければならなず、ただでさえ今回は時間がないのに…。しかも明日から週末、どこのディーラーもお休み、会場のサービスクルーも翌週からのエリート2連戦のため出せるロワーの予備はないとのこと、もちろん私が出る予定のトーナメントにもサービスクルーは来ないとのこと。

またもやピンチ発生…どうするよ。

次回に続く。

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今日から11月の巻

2014-11-02 22:57:47

 今日から11月、今シーズンは暖かく11月とは思えない暖かさです。
9月初旬こそ涼しくなるのが例年に比べ早かったものの9月中旬以降、10月も暖かい安定した日が続いています、その影響でウィードが枯れるスピードも遅く、カナダ藻もまだまだ元気、一部のエリアではバイトこそ少ないもののいまだにカナダ藻パンチングすら成立するほど。今シーズンのこの枯れないカナダ藻かなりの量のバスをストックしているはず、まぁ、水温が20℃を下回る季節からこのカナダ藻の中の魚を釣ることは難しくはなるのですが。
ここまで再三カナダ藻という言葉が出ていますが、カナダ藻を大別すると小カナダ藻と大カナダ藻に分けられます、上記で述べているのは基本、小カナダ藻のお話。この夏、水面下まで伸びていたカナダ藻は一部のエリアを除いてほぼ小カナダ藻。パンチングで釣るような大カナダ藻は少ないシーズンでした。

この小カナダ藻と大カナダ藻は生育する季節も条件も大きく異なり、季節を通じて釣り分ける必要があります、いいずれも多くのバスをストックする藻なので琵琶湖を釣るうえでは非常に重要となる藻です。私などはシーズン中の大半をこのカナダ藻の上で過ごすほど。

これから本格的に冷え始め水温が15℃を下回るようになり、西高東低の気圧配置に伴う北西風で湖面が荒れるようになると、今で残っている小カナダ藻の大半は枯れてなくなってしまいます。そうした季節からより重要度の増す藻が大カナダ藻です。10~12月の琵琶湖・南湖を釣るうえでこの大カナダ藻のグッドスポットをいくつ押さえているかが、釣果を左右する一つのカギとなってきます。

このあたりのお話は長~くなるのでまた暇があるときに。


というわけで本日のガイドのお話、温かくどんより曇った空なのでいつものようにスピナーベイトをキャストしていくとゲストさんに40upのグッドサイズ~。
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ルアーは私はあまり使わないのですが琵琶湖で実績の高いD-ZONE~3/4です。

さすがに3連休中日なので釣り人が増えるにつれバイトもなくなりスピナーベイトの釣りは撤収~、釣り人によるプレッシャーをより感じる昨今の琵琶湖ではこのあたりの見切りは非常に重要。

人のいないエリアに移ってライトリグで釣っていくとまたまたゲストさんに40upのグッドサイズ~。
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透明度が増すこれからの時期、琵琶湖ではライトリグは必須、安定した釣果を求めるのであればしっかり準備したほうがよいですよ。

その後もライトリグでレギュラーサイズポロポロと釣れる展開。
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コンディションもよくライトタックルで楽しめるサイズです。

水温が下がった影響でバイトも渋め、それでもポロポロと釣れてくるので飽きません。
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そんな渋めのバイトに苦戦途中のゲストさんもようやく45クラスのグッドサイズ~。
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次第に雨も降りだしていい感じなのですが、バスの活性は上がらす゛、ライトリグでポツポツな展開は続きます。
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バイトが出だすと連続ヒット~っ。
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風が吹き出して湖面が荒れだしたところでスピナーベイトに40後半のグッドサイズ~っ。
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これからの季節の定番のスピナーベイトはロングキャストが基本、飛距離と釣果は比例関係にあります。7フィート以上の高弾性パワーロッドがロングキャストをヘルプしてくれます。

というわけでまだまだバスフィッシングが楽しめる琵琶湖、今シーズンは12月初旬までは営業の予定ですので皆様のお越しをお待ちしております。とりあえず空き日は直接お問い合わせください。

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