今日も七色ダム生活。

私自身はかなりダム湖に慣れてきたので、キャストが決まるようになってきましたが、ゲストさんは毎日「久しぶり」か「初」のダム湖体験なのでキャストに苦労されておられます。

特に七色ダムのような調整池系の水位が下がらないダム湖はオーバーハングの箇所が大半を占めるから、サイドハンド、バックハンドサイド、スキッピングとかのキャストテクニックとアキュラシーが要求されるので、これが難しくもあり、面白い。

さて、ここでよく琵琶湖のゲストさんから「琵琶湖のタックルでいいですか？」という内容の質問を受けるのですが、できればダム湖専用のタックルを準備してほしいというのが本音です。

たとえば、ワイルサイドではLのショートレングスでWSS59LとWSS61Lというのがありますが、実はこれ長さだけの問題ではないのです。

一見すると、ダム湖ではキャストのアキュラシーが必要だからショートロッドなんでしょ。という答えで終わってしまいそうですが、ロッドのトルクが全然違うのです。

WSS61Lは琵琶湖とかビッグレイク用に、4インチ前後のワームを操作したり、キャストしたりするようなトルク設定になっていますが、WSS59Lは3インチ前後のワームを使うことをメインに設計されています。

同じ1/16ozのジグヘッドを操作したとしても、3インチと4インチでは全然ウェイトが違うので、ロッドに求められるトルクも違う。ティップセクションのＬというパワーという面では同じでも、全体にのせる重量は違うのです。

ですから、キャストするときに、WSS59Ｌだと1/16ozのジグヘッドに2インチでも3インチワームでも曲げられるのに、WSS61Lだと4インチワームじゃないと曲がらないから投げにくくなるのです。

ですから、正確なキャストをするためには、それぞれのフィールドにあったトルクのロッドを使い分けた方が楽なのです。もちろん、そこにはショートロッドならではの操作性もありますし、全てを含めて、WSS59LとWSS61Lとの違いがあります。そこをちゃんと理解して、それぞれのフィールドのアングラーが求めるロッドを追求した結果、同じＬなのに、トルクと長さが僅かに違う２本のロッドがあるのです。

こうした事から、ダム湖に来ると、59シリーズのようなショートロッドや、山上湖用に設計されたアイテムの出番が増えて、琵琶湖で使うパワー系のロッドの出番は少なくなってきます。

さて、こういう感じでダム湖ならではの釣りをしていく訳でして、ヤミィスリム3.8のマイクロネコリグからスタート。

超、手堅過ぎる釣りですが、簡単にいっぱい釣れます。

他にも多数ヒットで、ゲストさんワーム無くなるか心配されてます。

風が吹いてきたら、1/16ozの3インチグラブのフォーリング。

古典的なグラブのフォーリングは簡単ですが、実に効果的なパターン。

この釣りにはWSS59UL＋もしくはWSS59Lがおススメ。

さらに、ベイトが多いエリアではホバストで

写真以外にも多数ヒット。

ベイトが湧いているスポットでは、ビッグサイズもWSSST59ULでのホバストで。

琵琶湖もダム湖も楽しいですね。

場所が変われば、バスフィッシングのパターンが変わる。これがバスフィッシングの楽しいところですね。

今日は池原ダムの予定でしたが、水位が微妙なラインになっており予定変更で七色ダム。

他の全国的なダムに比べて、この地域は池原がダメでも七色という具合に近場にビッグフィールドが並んでいるのが素晴らしいところ。

日本でも有数の聖地であり、パラダイスだと思います。

しかも、両方のダム湖ともに美しく、性質が違うから釣りこんでいくとパターンも違って面白い。

日本だと、ビッグレーク琵琶湖、マッディ霞水系、八郎潟、山上湖檜原湖、野尻湖、ダム湖池原七色、早明浦、これぐらいをマスターしておきたい所ですね。

私も、琵琶湖をやりながら、色々なところに行くのは、単純に琵琶湖以外もバスフィッシングが楽しいから。

今でも色々なフィールドで学ぶことも多くて、とても新鮮な気持ちになれます。

さて、今日の七色ダムはさらに水位が下がって満水から1.5ｍ低下。

そのおかげでオーバーハングの隙間は1ｍ以上とサイドハンドのスキッピングをしなくても入るレベルとなり、こられるゲストさんにはイージーになりそう。

ただ、この水位調整がすぐ変わるから、またパターンは少し変わったみたいで、今日はバンクからバスが消えており、沖の立木にサスペンドする個体が多くなっていましたので、少し頭の出た立木にライブスコープを照射してバスが居るのを確認して、フォーリングでヤミィスリム3.8のネコリグを投入して、さらにベイトボールがいる場合はスーパーリビングフィシュのホバストでベイトを追いかけるバスを狙っていく展開。

さらに、水位が下がったのでネストのバスも見えだしたので、ビッグサイズはダウズスイマーとサイコロラバーで狙ってみる。

まぁ、サクッとヤミィスリム3.8のネコリグで

今日はメインロッドは3本

ホバストにはスイミング気味に引くのでWSSST63XULを使用。

ネコリグはWSSST59UL

後で使うジグヘッドはWSS59UL＋

ゲストさんもヤミィスリム3.8で

その後は、ホバストで数本釣ってからサイトフィッシングへ。

やっぱりキャストが難しくて苦戦している内に強風となり、ジグヘッドと投入

ゲーリーの3インチグラブを沖側にある立木やロックにカーブフォールするとヒット。

これは面白いように連発。

グラブのジグヘッドフォーリングって、30年前から同じ釣りしているような気がします。

昔は困ったらゲーリーでしたけどね。

週末を迎えた七色ダムは30～40艇ぐらいは浮かんでいます。

それでも全長が長いからバックウォーターに入らない限りはそれほど混雑している感じはしません。

昨日までは満水でしたが、いきなり水位が1ｍぐらい下がって、昨日まで浮いていたバスは少し沈みだした様子。

昨日はショアラインのバンクの岩盤やレイダウンの水面に浮いていたのに、今日はその下の立木や岩盤にサスペンドしている様子なので、ライブスコープでバスが4ｍ前後にラインに居るのを確認して釣っていく。

釣りの方は簡単にネコリグ投げればすぐ釣れる。

ヤミィスリム3.8の0.3ｇネコリグ、ロッドはワイルサイドWSS-ST59UL

琵琶湖で使うセットよりも、ロッドを短くパワーを抑えたモデルにして、ネコリグでもマイクロサイズをちゃんとカバーの周りやオーバーハングの下にキャストできるようにします。琵琶湖のタックルそのままだと、やっぱりワームサイズ的にオーバーパワーだったり、長くてキャストがしにくいです。

今日からゲストさんにもお越しいただいて、七色ダム初体験。

やっぱり、琵琶湖で遠くに投げるだけのキャストから、いきなり「オーバーハングの下に投げて」という注文がキツイのですが、数がいっぱい釣れる七色ダムならバスを触るのには苦労しません。

WSSST59ULのヤミィスリム3.8のネコリグで。

ホバストでもキャッチしたり、ダム湖の釣りを満喫中。

数はイージーなので、ワームやシンカーの消耗が激しい。